膝の痛みの原因や改善方法について
膝は体重を支え、歩行といった運動を行う際の重要な部位であるため、痛みを生じやすい部位です。
ご高齢の方だけでなく、スポーツを行う方であれば若年層でも膝を痛める可能性があることから、痛みの原因や改善方法の理解が必須でしょう。
ここでは、膝の痛みの原因や症状の特徴、改善方法や予防法についてご紹介していきます。
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目次
膝の痛みでよくあるお悩み
- 長時間歩くと膝が痛くなる
- 階段の上り下りがつらい
- 正座ができない
- 膝の捻挫を早期に改善したい
膝の痛みのおもな原因や症状について
日常生活やスポーツの場で膝を痛めてしまう機会は多く、さまざまな動作によって膝の痛みを生じる可能性があります。
膝には半月板や靱帯があり、動きによって痛む部位も異なるため、どのような原因で膝を痛めてしまうかをよく学びましょう。
ここでは、膝の痛みのおもな原因や症状についてご紹介していきます。
膝の構造と役割
膝は、大腿骨・脛骨・膝蓋骨という3つの骨によって構成されています。
一般的な膝関節は脛骨と大腿関節を指し、大腿骨と脛骨の表面にはそれぞれ関節軟骨があります。
関節軟骨の間には半月板と呼ばれる膝のクッションの役割をするものがあり、半月板と軟骨の滑りによって膝は滑らかに動くことができます。
膝には半月板のほか、前(後)十字靱帯・外(内)側側副靱帯といった関節の補助装置があり、膝の安定性・可動性を支えています。
そのため、加齢による関節の変性以外に、若年層でもスポーツによって膝を痛めてしまう機会が少なくありません。
膝の痛みの原因
膝の痛みは、次のような原因で発症しやすくなります。
●急な外力
横からの衝撃を受けたり、膝を捻じるような力が加わったりすると、膝を痛めやすいです。
サッカーのような走る競技や、ラグビーのような衝突があるスポーツでは、強い外力によって膝を無理に動かされてしまうことも珍しくありません。
●転倒
膝を捻じるような外力が働きやすいことから、転倒も膝の痛みの原因になりえます。
歩行中につまずいて転ぶ事例が多いため、雪道のような滑りやすい場所ではとくに気をつけなければいけません。
●大腿四頭筋の筋力低下
大腿四頭筋とは、歩行時や階段の上り下り時に膝を動かす筋肉です。
この大腿四頭筋が筋力低下を起こすことで、膝の負担が増え、痛みが生じやすくなります。
●O脚・X脚変形
膝の負担が増えやすくなるため、O脚・X脚変形もリスクの一つです。
ご高齢の方は、変形性膝関節症によってO脚変形が進むことがあります。
すると、膝の内側にかかる負担が増え、痛みや腫脹といった症状が起こりやすくなります。
膝の痛みの症状
膝の痛みの症状としては、次のようなものが挙げられます。
●膝の病気による痛み
膝の痛みは病気によるものと、そうでないものがあり、病気には次のようなものがあります。
・変形性膝関節症
・半月板損傷
・靱帯損傷
・成長痛 など
膝は日常生活やスポーツなど、さまざまな場面で負荷がかかるため、痛みを生じやすいです。
症状によっては、痛みが長期化するものや、手術が適用となるケースも存在します。
・変形性膝関節症
中高年の方や、ご高齢の方がかかりやすい病気です。
膝の関節軟骨がすり減ることにより発症し、膝の痛みや腫脹、変形などの症状がみられるといわれています。
歩行時痛や膝の曲げ伸ばしの困難以外にも、正座ができなくなるといった点も特徴です。
・半月板損傷
スポーツや転倒などによって発症しやすいです。
膝を捻じる動きや、着地のような強い衝撃が加わることで起こると考えられています。
半月板を損傷することで、荷重痛や曲げ伸ばしがむずかしくなるといった症状がみられやすくなります。
・成長痛
小学校高学年~中学生の、とくに男子学生がなりやすいです。
骨の成長に筋肉の成長が追い付かないことで負担がかかり、筋肉の付着部が痛むと推測できます。
スポーツにおけるオーバーユースによって痛みやすい点が、特徴の一つです。
●そのほかの原因によるもの
膝の痛みは、加齢による筋力低下や体重の増加などによっても発症することがあります。
膝は常に身体の重さを支えています。
体重が増えたりすると周囲の筋肉や関節軟骨にかかる負荷は増すため、痛みを覚えやすくなります。
スポーツによる間違ったフォームも原因となりえます。
とくに、スクワットやランジなどの種目を行う際に間違ったフォームで実施してしまうと、膝に負担がかかって痛くなりやすいため、留意しましょう。
膝の痛みを改善
予防する方法について
日常生活を送るうえで重要な部位の膝が痛むと、歩行や立つ・座るといった基本的な動作に支障をきたす可能性があります。
そのため、痛んだ際に早急に対処することはもちろん、普段の生活でも膝を痛めないようケアを行う必要があるでしょう。
ここでは、膝の痛みに対する対処・予防法についてご紹介していきます。
膝の痛みの対処法
膝の痛みを改善するためには、次のような対処法が有効とされています。
●膝を温める
膝を温めることで、血流が促進されやすくなります。
そのため、痛みや筋肉の緊張を緩和する効果が期待できます。
また、大腿四頭筋やハムストリングスの緊張によって関節の可動域制限がある場合でも、改善が図れます。
※膝に炎症や腫れがみられる場合は、悪化の可能性があるため、避けましょう。
反対に、膝を冷やしてしまうと血行不良を起こし、筋肉の緊張や痛みを生じやすいです。
そのため、ホッカイロやサポーターを着用し、膝をできるだけ冷やさないことを心がけましょう。
●水中歩行
膝に痛みを抱えているときは、膝への荷重が行えない場合があります。
水中では負荷が軽くなる特徴から、膝へ負担をかけずに大腿四頭筋のトレーニングを行うことが可能とされます。
水の抵抗に逆らった歩行によって大腿四頭筋を鍛えますが、浮力によって膝への荷重がかからないため、大腿四頭筋を純粋に刺激することができるといわれています。
水中での運動は、筋肉の緊張を緩和する効果も見込めます。
そのため、ケガのリハビリや身体の疲労回復を目的とする場合でも、水中トレーニングが行われることが多いです。
●適度に動かす
膝の痛みを生じる場合でも、安静にしすぎてしまうと筋力低下や可動域の低下を生じる可能性があります。
自宅での階段の上り下りや、軽めのウォーキングなどでも筋肉や関節には刺激を与えられるとされるため、無理のない範囲で動かしましょう。
また、イスに座ったまま膝を伸ばした姿勢をキープするといった筋肉トレーニングも有効といわれます。
筋力低下を防ぐことが、膝の痛みの改善につながると考えてよいでしょう。
膝の痛みの予防法
膝の痛みを防ぐためには、次のような予防法が効果的といわれています。
●筋力トレーニング
膝を動かす筋肉である大腿四頭筋とハムストリングスを鍛えることがよいとされています。
二つの筋肉を鍛えることで膝が安定し、曲げ伸ばし時や歩行時の痛みの予防が期待できます。
トレーニングは、次のようなものがおすすめです。
・スクワット
・踏み台昇降
・階段の上り下り
スクワットでは膝を曲げ過ぎないように注意し、膝を曲げる際にもまっすぐ曲げることを意識しましょう。
膝を曲げる際に内側に曲げてしまうと、関節裂隙を痛めてしまう恐れがあります。
踏み台昇降や階段の上り下りでは、ケガをしないよう、ゆっくりと行うことを心がけてください。
●ストレッチ
筋肉の柔軟性を高めることが大切であるため、股関節や足関節のストレッチを行いましょう。
ストレッチは身体が温まっている状態で行うと、効果がより高まるといわれます。
●歩き方を変える
歩行の際は、視線を前に投げ、腕を振りながら広い歩幅で歩くことをおすすめします。
歩幅が狭くなると脚の筋肉をつかわなくなるほか、つまずいて転倒する危険性もあります。
脚を正しくつかい、筋力低下を防ぎましょう。
アペゼ整骨院の
【膝の痛み】アプローチ方法
膝の痛みは、子どもの成長痛や加齢による変性が原因と考えられています。
スポーツによる無理な過負荷がかかっての捻じれも、要因の一つといえるでしょう。
当院がアプローチする部位は、膝関節部だけではありません。
かばっている股関節部や、足関節筋部周辺の筋・腱部にもアプローチし、膝関節部の負担を取り除いていきます。
立体動態波によって、膝関節深部や、膝関節を支える大腿四頭筋への補助も行っていきます。
著者 Writer
- 猪狩 仁(イガリ マサシ)
- ◆所有資格:柔道整復師
◆生年月日:11月27日
◆血液型:A型
◆出身:埼玉県
◆趣味:散歩(旨いものめぐり)、ピラティス
◆得意な施術:全身調整、カイロプラクティック
◆ご来院されるお客さまへ一言
地域の皆様の健康と痛みの改善への手助けをいたします。
皆様のご来院を心よりお待ちしています。
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アペゼ整骨院
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